減塩生活で病気防ごう 厚労省 摂取目標量を厳格化

減塩生活で病気防ごう 厚労省 摂取目標量を厳格化
http://www.tokyo-np.co.jp/article/living/health/CK2015021702000147.html



4月から食塩の摂取目標量が引き下げられる。
18歳以上で1日あたり、
男性は9グラム未満から8グラム未満、
女性は7.5グラム未満から7グラム未満に厳格化。


日本人の食塩摂取量の平均(二〇一三年)は、一〇・二グラム。
十年前より一・五グラム減ったが、WHOの基準である五グラムには程遠い。
今回の摂取目標量は「日本人の現状と、WHO基準との間を取った」(厚労省)という。


基準の策定に携わった、国立循環器病研究センター高血圧・腎臓科部長の河野雄平さんは
「人間が一日に必要な塩分は一グラムくらい、多くても三グラムで十分。
日本人は十倍取っている」と話す。


河野さんは
「最近は、血圧だけでなく、食塩が直接、
心臓や血管に悪影響を及ぼすことが分かってきた。
腎結石や骨粗しょう症胃がんにも関係している。
血圧が正常値の人も、食塩は少なめにする必要がある」とする。