プレミネント

2014 #2
Salt & Hypertension Forum

ANA Laguna Garden Hotel


高血圧・心不全治療のトピックス
北海道大学 循環病態内科学 教授 筒井裕之先生
S57 九大卒


塩分・水分の過剰摂取は明らかな心不全増悪因子


日本のガイドラインには塩分のグラム制限があるが
エビデンスはない。
欧米ではグラム制限がない。


フロセミドは1962年に登場
欠点は腎機能低下、不整脈カリウム低下、尿酸上昇、血糖上昇など


ループ利尿薬使用患者で
全死亡の増加、心臓死の増加、心不全の増悪による再入院の増加の報告がある。
できるかぎり少ない容量で使用すべき。


心不全患者では内皮結合キサンチンオキシダーゼ活性が上昇している。
アロプリノールは心不全患者の内皮機能酸化ストレスを改善するが
プロベネシドでは改善しない。


アロプリノールは心不全患者のBNPを低下させる。
フェブリクでも臨床試験を開始する。
アロプリノールは腎排泄だが、フェブリクは肝・腎排泄


ロサルタンの降圧作用は50mgと100mgであまり変わらないが
尿酸低下作用は容量依存的。
25mg 0.32mg/dl
50mg 0.77
100mg 1.25