生活習慣インターネット講演会 万有
沖縄県医師会館
【特別講演】
新しい糖尿病治療とその問題点
関西電力病院 院長 清野裕先生
シタグリプチンとSU剤併用による意識消失の報告は
欧米では発売3年間で10例だが
日本では発売4ヶ月で11例報告されている。
推定患者数は欧米1600万人に対し日本は24万人
《 症例 》
85歳女性 154cm 65kg
アマリール6mg、アクトス30mg、HbA1c=8.1
シタグリプチン50mgを追加投与3日後に意識消失し入院
その後、軽快退院し
シタグリプチン50mg、アマリール1mg、アクトス30mg
で良好にコントロールされている。
SU剤2次無効症例にシタグリプチンを併用すると
SU剤の作用も増強され、相乗作用があると考えられ
SU剤の減量と、患者への低血糖指導がポイントである。