2013 #5
テネリア新発売講演会
沖縄県医師会館
【特別講演】
「肥満メタボ型糖尿病の病態と対策」
下村伊一郎先生 大阪大学大学院医学系研究科 内分泌・代謝内科学 教授
◆アディポネクチン
内臓肥満はアディポネクチンを低下させ
動脈硬化、がん、CKD、COPD、心不全、肝硬変などを誘引する。
アディポネクチンは脂肪由来のバンドエイド。組織修復作用がある。
◆インクレチン
インスリン療法後に
DPP4阻害剤を使用した方がより大きい効果が得られる。
糖毒性はインクレチン受容体の感受性を低下させる。
血糖変動幅が大きいことは動脈硬化の危険因子となる。
血糖変動幅の増加 → 低血糖 → 眼底出血
BOT=Basal Supported Oral Therapy(ランタス)で
SU(アマリール)→DPP4(ジャヌビア)への切り替えは
平均血糖値は変わらないが
血糖変動幅および低血糖頻度を低下させる。
◆テネリア
テネリアは純国産品
腎機能を気にしなくて良い
半減期が長い。1日1回