消費勃興ベトナムの陣

消費勃興ベトナムの陣 所得向上 9000万人目覚め
イオンに来店、1日に15万人 トヨタは高級車、2ヵ月で100台 http://www.nikkei.com/article/DGXDZO67335360U4A220C1FFE000/



イオンのベトナム1号店。
1月上旬の開業当初から話題を呼び、2月初旬に1日の来店客数が15万人にも達した。
しかも高額品を購入する顧客が多い。
時計店「タイムステーション・ネオジャパン」では1万5千円前後の女性用時計や、
5万〜6万円する「カシオ」「セイコー」「シチズン」など日本のブランドの腕時計が売れる。


2013年のベトナム全体の1人当たり国内総生産(GDP)は年1900ドル(約19万5000円)
だが、1千万人近くが住むホーチミン市は年4500ドルに達した。
これは消費ブームがわき起こった03年時点の中国・上海市とほぼ同水準だ。


2月8日にマクドナルドの1号店が開業。
ベトナムにある大手外食チェーンでは初の24時間営業とドライブスルーを始めた。
開店から2日間は1日2万人が来店。今も1日5千〜1万人が訪れる。


昨年2月にコーヒーチェーンのスターバックス
11月にダンキンドーナツと米国が発祥の外食チェーン店が続々と上陸。
世界的な知名度の高さを武器に外食の市場を席巻する。


ベトナムは地場商店を守るため
外資の小売りや外食に対して2店目以降の出店を規制してきた。
だが昨年6月に500平方メートル未満の小規模店は規制が緩和された。
外資には追い風で、出遅れ気味の日本の外食も動き出した。


トリドール讃岐うどん専門店「丸亀製麺」が1月に出店。
定食の大戸屋ホールディングスも1号店の準備を進める。