アシクロビル脳症


2011年02月24日(木)放送
気になる"できもの"「帯状疱疹
http://www.nhk.or.jp/kenko/kenkotoday/archives/2011/02/0224.html


帯状疱疹
発症のピークは20〜30歳代と、50〜60歳代で
水痘帯状疱疹ウイルスによって起こります。
水痘のウイルスは水ぼうそうの症状が治まったあとも死滅せず
知覚神経の奥の神経節に潜伏します。
このウイルスが再び活動を始め、皮膚に症状を起こすのが帯状疱疹です。
一般に、ストレスや過労があったり
糖尿病・膠原病・腎障害・ぜんそくなどの持病がある場合や
妊娠などが帯状疱疹発症のきっかけになるといわれます。


症状と経過帯状疱疹の経過の特徴は
発疹が出る5〜6日前から神経痛のようなピリピリとした疼痛が起こることです。
皮膚表面の赤みが増すとともに、痛みは徐々に強くなります。
しばらくすると赤い発疹が出てきて水泡になり
のう胞ができてから潰瘍になり、かさぶたになって治るという経過をたどります。
積極的に治療を行わない場合は、治るまでに3〜4週間かかります。
治療開始が遅れたりして重症化すると
顔面神経麻痺や難聴帯状疱疹後神経痛などの後遺症が起こることがあります。


近年、水痘ワクチンの接種を受けておくと帯状疱疹が発症しにくく
発症しても重症化しにくいことがわかってきました。
50歳以上の人で、多忙かつストレスの多い場合などは、予防ワクチンの接種が勧められます。