橋本病

体調不良がサイン!甲状腺の病気「橋本病」
http://www.nhk.or.jp/kenko/kenkotoday/archives/2012/11/1127.html





原因は、免疫の働きに異常が生じることだと考えられており
バセドウ病と同じような発症の仕組みですが、つくられる抗体の種類が異なります。
橋本病の原因となる抗体は、甲状腺ホルモンをつくる細胞を攻撃し破壊するため
分泌が低下してしまうのです。
「体が冷える・寒がる」
「食欲の低下・むくみ・体重の増加」
疲労・だるさ・無気力・うつ症状」などの症状が現れます。
その他、LDLコレステロール値の上昇
徐脈、眠気、便秘、月経不順、などが見られることもあります。
また甲状腺の腫れが特徴的な症状です。





橋本病では、診断が確定した患者さんの約9割は
甲状腺ホルモンの分泌が低下しておらず、症状も現れません。
その場合は特に治療を受けずに、半年から1年に1回程度の間隔で
定期的に医療機関を受診して、経過観察を続けます。





日常生活での注意点甲状腺ホルモンの分泌は
ヨードを過剰に摂取すると低下することがあります。
そのため、ヨードを多く含む昆布や
わかめ、ひじきなどの海藻類の食べすぎに注意してください。
ただし、まったく食べないのもよくありません。
また、ヨードを含むうがい薬の使い過ぎにも注意が必要です。
橋本病の治療が妊娠・出産に影響するというのは誤解です。
甲状腺ホルモンの分泌が低下したままだと
妊娠・出産でのリスクを高めることもありますので
適切な治療を続けて甲状腺ホルモンの分泌を適正に保つことが大切です。