ピル

進化したピルを上手に使おう
http://sankei.jp.msn.com/life/news/120214/bdy12021407400002-n1.htm



ピルは日本では月経困難症の薬として保険適応になりました。
安全性も確立し薬としてのデータも豊富なので、医師も安心して処方できます。
子宮内膜の増殖や出血を抑えるので、子宮内膜症の治療薬・予防薬としても使われています。


それ以外に、月経前症状を楽にし排卵痛を抑え
お肌もきれいにし、ニキビや吹き出物も少なくします。
私の次女は13歳のときにニキビで悩み、ピルを内服したら
3カ月で全く新しいニキビが出なくなりました。
20代の現在もつるつるお肌が自慢です。
母親としてはニキビ痕が残らず、良かったと思っています。
自費でピル処方を受けても、月2500〜3千円と
薬としてそれほど高いものではありません。
美容クリームやサプリメントより安いかもしれません。


子育てや仕事で忙しいお母さん世代もピルを飲むメリットがあります。
月経量が少なくなるので貧血を防ぎ、月経が順調になってホルモンが安定するので
気分や体調も安定して生活しやすくなるのです。
更年期症状が楽になるメリットもあります。
もちろん、きちんと飲めば避妊にもなりますので
思わぬ妊娠をして困ったということもなくなります。
実際、日本ではピルが避妊薬として発売されてから中絶が減っています。


ピルが飲めないのは
乳がん治療中
血栓症心筋梗塞を起こしたことがある
長い間多量の喫煙をしている−人などです。
がんになりやすくなるということもありません。
女性ホルモン薬はじょうずに使えば、健康を守る大きなメリットがあります。
処方は医師が行いますので、お近くの婦人科医に相談してください。


対馬ルリ子 ウィミンズ・ウェルネス銀座クリニック理事長