アニサキスの心配なし「お嬢サバ」

持ち株のニュース(JR西日本

アニサキスの心配なし!?
“安心して生で食べられる”サバの問い合わせが増加中…
「陸上養殖」するJR西日本に聞いた
https://www.fnn.jp/articles/-/387476


――「お嬢サバ」とは、どのようなサバ?
JR西日本の担当者
完全養殖の稚魚を、地下海水を使って「陸上養殖」することで
寄生虫が付かないため、加熱や冷凍処理をせずに安心して
生で食べられるのが特徴です。
刺身は青魚特有の臭みが少なく食べやすいうえ、
白子や真子(魚類の腹にある卵)、肝まで食べられます。
大きさは小振りですが、脂は甘く、しっかりと乗っています。


――「陸上養殖」で養殖したサバの体内にアニサキスが入らないのはなぜ?
ポイントは“地下海水”を使った「陸上養殖」です。
アニサキス
クジラやイルカの糞尿から海に排出された卵をオキアミが食べ
体内で幼虫が成長し、そのオキアミをサバが食べるため寄生されます。
地下海水の場合、地下の砂礫で、ろ過された海水や
岩盤にしみ込んだ海水を汲み上げるため
卵やオキアミが自然に、ろ過されるというわけです。
また、人工的に海水を作る場合は
そもそも真水から海水を作りますので
こちらもアニサキスが入る隙がないのです。
JR西日本は、さらに安全性を高めるため
「お嬢サバ」の稚魚は完全養殖の稚魚を使っているほか
アニサキスが寄生する可能性のある生き餌ではない餌を与えています。


――「お嬢サバ」は、どこで販売している?
関西・関東を中心とした都市部の飲食店(回転寿司や和食店)や
売店(高級スーパー、百貨店やショッピングセンターの鮮魚売場、
JR西日本直営のPROFISH京都駅店)のほか、
地元・鳥取県の飲食店(和食店)や宿泊施設(旅館やホテル)、
観光施設に併設するレストランなどです。


――JR西日本では、サバ以外の魚介類も養殖している?
現在、養殖しているのは、
マサバの「お嬢サバ」
マガキの「オイスターぼんぼん」
サクラマスの「べっ嬪さくらます うらら」
クルマエビの「とれ海老やん」
トラフグの「大吟雅とらふく」
ヒラメの「白雪ひらめ」
トラウトサーモンの「クラウンサーモン」
本カワハギ
(今年の秋冬から出荷予定のため、ネーミングはまだありません)
の8種類です。


――「オイスターぼんぼん」はノロウイルスの影響を受けにくい。これはなぜ?
ノロウイルスも、アニサキスと同様に海を浮遊します。
JR西日本の場合は、「お嬢サバ」と同じ、
ノロウイルスが自然ろ過された“地下海水”をわざわざ汲み上げ、
陸上(外海と隔離した塩田跡地)で養殖しているためです。