外来魚ビリッと捕獲…電気ショッカーボート導入
http://www.yomiuri.co.jp/eco/news/20120608-OYT1T00193.htm
琵琶湖の外来魚駆除のため、滋賀県は今月から
電気ショックで気絶させて捕獲する「電気ショッカーボート」を導入
産卵期を迎え、卵を守るために浅い場所にいるブラックバス(オオクチバス)を
一網打尽にする作戦で、わずか15分で40匹が捕獲された。
北海道では五稜郭のブラックバスを根絶できたという。
先端に2メートル離して取り付けた鳥籠状の電極2基を水中に垂らして
1000〜500ボルトの電圧をかけ、電気ショックで魚を気絶させて網ですくい取る。
有効範囲はボートの進行方向の幅3メートル、深さ2メートル程度で
電流が体内を流れる〈距離〉が長い大型魚ほど効果が高い。
魚は気絶するだけで、しばらくすると回復するため、在来魚に影響はないという。
この日、県職員らがボートをゆっくり進めながら電極間に電流を流すと
ブラックバスは次々と、湖面に浮かんだり水中でひっくり返ったりした。
職員らは網でブラックバスやブルーギルだけを選んですくい取り
50センチほどの大物の“水揚げ”もあった。
県の担当者は「このボートだと1度に100キロ捕獲でき、最も効果的だ」と話した
(2012年6月8日19時23分 読売新聞)