2009年度の私立薬大入学志願者は
前年度に比べ約6%減ったことが明らかになった。
平均倍率も6・7倍で、前年度の7・1倍を下回った。
調査は
新設の鈴鹿医療科学大(定員100)、立命館大(100)を含め
全57校を対象に行われた。
前年度より2校増えたものの、総志願者数は7万8849人で
前年度の8万3611人を5・7%下回り、8万人台を割り込んだ。
57校を合わせた総定員数は、前年度より60人増の1万1844人で
今年度の入学試験倍率は6・7倍となった。
前々年度が7・5倍、前年度が7・1倍と、薬系大学の増加に伴って
入試倍率の低下傾向が続いている。
倍率が高かったのは
東京理科大21・1倍(前年度21・5倍)
武蔵野大18・9倍(21・2倍)
立命館大17・8倍(−)
慶應大17・6倍(28・8倍)
倍率が低かったのは
北陸大1・1倍(前年度1・1倍)
青森大1・2倍(1・0倍)
奥羽大、いわき明星大学、福山大学、就実大学1・4倍
(それぞれ0・6倍、1・7倍、2・3倍、2・1倍)
松山大1・5倍(2・1倍)
城西国際大1・6倍(2・5倍)
岩手医科大1・8倍(2・1倍)
徳島文理大1・8倍(1・9倍)など
となっている。
このうち青森大、奥羽大、徳島文理大の3校は
今年度から定員数を縮小しての結果で、状況を打開できなかった。
reference
http://www.yakuji.co.jp/entry14497.html
入学志願者は減っても、定員は前年度より60人増えている。
つまり、ますます学生の質は低下するわけだ。
国家試験の合格率を50%くらいに調節してくれればいいのだが。