新薬で変わるC型肝炎治療

新薬で変わるC型肝炎治療
http://www.nhk.or.jp/kenko/kenkotoday/archives/2015/09/0921.html



新規抗ウイルス薬による治療
2014年に登場したダグラタスビルとアスナプレビルは、
24週の服用で1b型に効果を発揮します。
2015年5月には、リバビリンと併用して12週服用することで
2a型・2b型のウイルスに効果を発揮する、ソホスブビルという薬が登場しました。
そして2015年9月には、12週の服用で1b型に効果を発揮する
パスビル・ソホスブビル配合薬が発売されました。


これらはすべてのみ薬で、1日1〜2回の服用で済み、治療期間が短いことが特徴です。
副作用も少なく、患者さんの負担は非常に軽減されています。





治療効果も高く、治験の結果では、インターフェロンの効きにくい1b型で、
ダグラタスビルとアスナプレビルが85%、
レジパスビル・ソホスブビル配合剤は100%の患者さんでウイルスを完全に排除しました。


2a型・2b型のウイルスに対しては、
ソホスブビルとリバビリンの併用で96%というウイルス排除率を示しています。


新しい抗ウイルス薬は、これまで治療を諦めていた人にも希望となる治療薬です。
抗ウイルス薬では、耐性ウイルスをつくらないために、
薬を途中でやめずに最後まできちんと服用する必要があります。