うつ病が治らないあなたに「薬の使い方は正しいか」
http://www.nhk.or.jp/kenko/kenkotoday/archives/2014/09/0930.html
うつ病の薬
うつ病の治療では、時に気分安定薬、抗精神病薬、
甲状腺ホルモン製剤を抗うつ薬と併用することもあります。
「最初の薬が効くとは限らない」
「効き始めるまでに日数がかかる」
「副作用が出やすい」
「症状がなくなっても続ける」
という特徴を理解して、適切に服薬を続ける必要があります。
抗うつ薬の使い方
抗うつ薬で治療する場合、
比較的副作用の少ない新しい抗うつ薬1種類がまず処方されます。
効き始めるまでには2〜3週間かかり、
場合によっては効果が出るよりも前に副作用が現れる場合もあります。
しかし、自己判断で服用を中止してしまうと、
効果があったのかどうかも分からず、症状もよくなりません。
主治医に相談し、可能であれば、副作用に対処しながら、服薬を続けましょう。
2〜3週間たっても効果がなかった場合には薬の種類を替えます。
効果があった場合でも、症状がなくなるまでには2〜3か月は必要です。
症状が消えたあとも、再燃を防ぐため
半年から1年は服用を継続し、それによって回復に至ります。
抗うつ薬は原則、単剤から始め、場合によっては2剤を併用することもあります。
ただ、3剤以上の併用で効果が高まることは証明されていません。
処方されている抗うつ薬が多すぎると感じるなど、薬に対して疑問があるときは、
勝手に服用をやめてしまわず、主治医にそれを伝えて相談するとよいでしょう。