四十肩・五十肩 漢方も有効

四十肩・五十肩 強い痛みには抗炎症薬、漢方も有効
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO90174970V00C15A8000000/



四十肩・五十肩の治療は「炎症期」と「拘縮期」で異なる。
「痛みの強い炎症期は、薬で痛みを緩和することが重要。そうすれば肩を動かしやすくなる」
日本医科大学千葉北総病院整形外科の橋口宏部長は話す。


漢方薬も有効な選択肢
女性の場合、漢方薬も選択肢の1つだ。
「いくつもの生薬からできているので、1つの薬で色々な症状に対応できる。
鎮痛薬をのむと胃腸障害が出る人や、冷え、むくみ、肩こりなどの
不定愁訴を同時に持っている人には特にお薦め」と橋口部長。
体の状態に合った薬を選ぶと、切れ味よく効くという。


代表的な薬は二朮湯(にじゅつとう)だ。
6カ月以上痛みが続いた患者13人に二朮湯をのんでもらった研究では、全員の痛みが改善した。
研究を行った愛知医科大学医学部学際的痛みセンターの新井健一准教授は
「保険適用で処方できるので、担当医に処方をリクエストしてみて」と薦める。