最も恐ろしい生物は蚊
http://www.nikkei.com/article/DGKDZO73739520T00C14A7TJN000/
人間にとって一番恐ろしい生物は何か。
サメやライオンといった猛獣を思い浮かべるかもしれない。
実は、最も人間を殺しているのは小さな蚊だ。
世界保健機関(WHO)や国際連合食糧農業機関、
論文などのデータをもとに、ビル・ゲイツ氏らが分析したところ、
年間およそ72万人の死因となっている。サメにかまれて死ぬ人は年に10人ほどしかいない。
蚊の怖さは何か。
マラリア原虫を媒介することだ。
血を吸うときに蚊が分泌するだ液の中にいる原虫が人間に感染してしまう。
主な感染地域は熱帯で国内では今こそ珍しいが、
平清盛(たいらの・きよもり)が苦しんだ熱病はマラリアだったという説がある。
いまだに全世界の半分が危機にさらされ、
WHOによるとアフリカの子供が1分に1人が死んでいる計算だ。