沖縄神経内科ストロークカンファレンス
The Naha Terrace
【特別講演】 「脳梗塞再発予防における適切な抗血栓療法」
九州医療センター脳血管内科 矢坂正弘先生
脳梗塞の分類
ラクナ脳梗塞 : 脳の細い動脈が詰まる。高血圧で血管壁が厚くなり狭くなる。軽症
アテローム性脳梗塞 : プラークにより血管が詰まる。はがれた血栓がとぶ。
心原性脳塞栓 : 心臓でできた血栓が流れてきて詰まる。重症化しやすい。
4人中3人は再発する。長嶋茂雄、オシムは心原性、
http://www.ncvc.go.jp/cvdinfo/pamph/pamph_19/panfu19_07_1.html
エコノミークラス症候群は
下肢静脈でできた血栓が引き起こす肺塞栓症
いまでは差別用語とされ、「旅行者血栓症」という。
CHADS2スコア
脳梗塞発症のリスクが集積すると脳梗塞の発症率が上昇する
http://www.gunma-byoyaku.gr.jp/new_info0901-4.html
合計2点以上ならワーファリンを開始する。
1点でもワーファリンを考えていい。
抜歯、白内障手術でワーファリンは中止すべきではない。
ワーファリン中止により1%の患者に脳梗塞が起こる。
プレタール(シロスタゾール)はラクナ梗塞にも有効
血小板凝集抑制作用、内皮保護作用、血管拡張作用があり、出血が少ない。