プラザキサ

2011#32
沖縄地区SPAF Meeting ベーリンガー

ANA Laguna Garden Hotel


【特別講演】
心原性脳塞栓症予防における抗凝固療法の重要性
安部治彦先生(産業医科大学医学部不整脈先端治療学講座教授)

CHADS2

CHADS2スコアは有用
合計2点以上なら、迷わず抗凝固剤を開始する。

http://www.gunma-byoyaku.gr.jp/new_info0901-4.html


アスピリン脳梗塞を予防しない。(JAST研究 2006)


1点でワーファリンを使わず、アスピリンを処方した患者が
数週間後に脳梗塞を起こした経験があり、後悔したことがある。


CHADS2スコア0−1点の場合は、CHA2DS2-VAScスコアが有用


http://blog.m3.com/reed/20101020

ワーファリンの問題点

効果予測が不可能
狭い治療域 INR2-3
定期的な凝固モニタリング
効果発現が遅い
頻繁な用量調節
薬物相互作用
ビタミンK
薬剤抵抗性


きわめて有効な薬なのに、これほど嫌われている薬も珍しい。


ワーファリンでINRコントロールの悪い患者はダビガトランに切り替えていくべき
ワーファリンで出血リスクの高い患者も適応となる。


今後Xa阻害剤が3種発売されるが(リバロキサバン、アビキサバン、エドキサバン)
ワーファリンに勝ったのは直接トロンビン阻害薬のダビガトランのみ