新型肺炎に「アビガン」臨床投与を始める
https://www.asahi.com/articles/ASN2Q6V65N2QULBJ00B.html
新型コロナウイルスの治療について加藤厚生労働大臣は22日、
新型インフルエンザ薬として備蓄している「アビガン」の効果を確かめる臨床研究として、
患者に使い始めたことを明らかにした。
アビガンとは
https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/series/drug/update/201406/537086.html
ファビピラビル(商品名アビガン錠200mg)
適応は「新型または再興型インフルエンザウイルス感染症
(ただし、他の抗インフルエンザウイルス薬が無効または効果不十分なものに限る)」で
「総投与期間は5日間」となっている。
ファビピラビルは、既存の抗インフルエンザ薬と異なる作用機序を有する新規の薬剤である。
インフルエンザウイルスの細胞内での遺伝子複製に必須の酵素
(RNAポリメラーゼ)を選択的に阻害することでウイルス増殖を防ぐ。
なお本薬は、動物実験で催奇形性が確認されていることから、
妊婦または妊娠している可能性のある婦人には禁忌である。
また本薬は精液中に移行するため、男性患者に投与する際は、
投与期間中および投与終了後7日間、性交渉時に有効な避妊法の実施を徹底するように求めている。
添付文書
file:///C:/Users/ryo84/AppData/Local/Microsoft/Windows/INetCache/IE/DXE33BIU/img-X28195440.pdf