妊婦 × タミフル

妊婦へのタミフル投与、「特段の懸念なし」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100825-00000019-cbn-soci
8月25日医療介護CBニュース


新型インフルエンザが流行した昨年秋以降の妊婦へのタミフルの投与について
「現時点までには、特段の安全性の懸念は示されていない」とする調査結果を
中外製薬グラクソ・スミスクラインがまとめた。


それによると、全国の産婦人科医に協力を求めた治療実態調査では
昨年9-11月にインフルエンザに罹患した妊婦1005例の情報を入手。
うち793例にタミフルが投与されたが、副反応の報告はなかった。


昨年9月以降にタミフルの投与を受けた妊婦の情報が450例報告され
このうち副反応の報告があったのは4例だった。
また、450例のうち出生時の情報が報告されたのは243例で、17例に異常があった。
このうち「因果関係を否定できない」とされたのは1例で
担当医は「子宮内胎児死亡が確認されたのは妊娠9週4日と
無投薬でも生じうる時期である」としているという。


このほか両社は、日本産科婦人科学会の協力の下で
昨年10月から今年12月までにインフルエンザに罹患した妊婦について調査している。
7月15日現在で、タミフルが投与された妊婦の帝王切開が4例
自然流産が1例報告されているが、いずれも関連は否定されているという。


新型インフルエンザをめぐっては
妊婦が感染すると重症化しやすいとのデータが海外であり
同学会などが抗インフルエンザウイルス薬の早期投与を呼び掛けていた。