コロナワクチン、アナフィラキシー例を詳報

コロナワクチン、アナフィラキシー例を詳報!
米・CDC発表、 21例の特徴
https://medical-tribune.co.jp/news/2021/0128535094/index.html?_login=1#_login
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米国では、2020年12月11日に
ファイザーが開発した新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対する
COVID-19ワクチンの緊急使用許可が、
米食品医薬品局(FDA)により緊急承認された。
同ワクチンは21日間隔で2回接種するが、
初回接種後にアナフィラキシーの有害事象が報告されている。
疾病対策センター(CDC)のTom Shimabukuro氏らは、
ワクチン有害事象報告システム(VAERS)に記録された同ワクチン接種後の
重度のアレルギー反応およびアナフィラキシー疑いの報告を検討。
同ワクチン初回接種後のアナフィラキシー発現頻度は100万回投与当たり11.1例で、
約7割は接種後15分以内に発現したことなどを、JAMA(2021年1月21日オンライン版)に発表した。

多いのは蕁麻疹、血管浮腫、発疹、喉の詰まり感

最も多い症状および徴候は蕁麻疹、
続いて血管浮腫、発疹および喉の詰まり感だった。

アナフィラキシー発現例の約8割はアレルギーの既往あり

ワクチン接種からアナフィラキシー発現までの時間の中央値は13分(範囲2〜150分)で、
21例中18例(86%)が30分以内、15例(71%)は15分以内に発現した。

 アレルギーまたはアレルギー反応の既往は
医薬品、造影剤、食品、虫刺されなどによるものが21例中17例(81%)に認められ、
7例(33%)は過去に医薬品や食品の他、狂犬病ワクチン接種と
インフルエンザA(H1N1)ワクチン接種によるアナフィラキシーを経験していた(表)