薄毛予防にお勧めの酒のつまみ

医師に聞いた 薄毛予防にお勧めの酒のつまみ
https://style.nikkei.com/article/DGXMZO28797500Q8A330C1000000?channel=DF130120166093
f:id:sna59717:20200723123940j:plain

意識して摂取したいたんぱく質亜鉛

「肝臓はアルコールを代謝する際、たんぱく質を多く必要とします。
特に重要なのは髪の主成分であるケラチンです。
ケラチンは、18種類のアミノ酸から構成されていますが、
中でも大切なのがメチオニンです。
メチオニンは体の中で生成されない必須アミノ酸なので、
食材から摂取するしかありません。
それらを多く含むのが魚介でいえば
マグロ赤身、シラス、肉類は鶏胸肉、豚ロース、
植物性たんぱく質なら納豆、豆腐などです
毎食たんぱく源を1種類は取り入れてください」(小林さん)


この食材からおつまみを考えると、
マグロ納豆、
シラスおろし、
鶏胸肉のハム などが挙がる。


小林さんはミネラル分についても意識するといいと言う。
「クリニックでも推奨しているのが亜鉛です。
亜鉛は細胞の新陳代謝に不可欠な物質で、
200種類を超える酵素の働きをコントロールしています。
特筆すべきはジヒドロテストステロン(DHT)を生成する
5α-リダクターゼという還元酵素の分泌を抑制する働きがあるということです」(小林さん)


亜鉛は発毛には欠かせないミネラルですが、
日本人の亜鉛摂取量は十分とは言えません。
亜鉛はタタミイワシ、生牡蠣、ビーフジャーキー、パルメザンチーズ
などに多く含まれていますので意識してとるようにしましょう」(小林さん)


このほか、小林さんは、
「ビタミンB群、ビタミンCもとってください」と話す。
ビタミンB2は頭皮の健康を守ってくれる存在で、
不足すると頭皮が荒れてフケやかゆみの原因になるという。
ビタミンB6はアミノ酸代謝を助け、亜鉛の働きをサポートする。
また、ビタミンCは、たんぱく質の合成に欠かせず、
さらに亜鉛の吸収率をアップさせる。


ビタミンB2は、レバー、卵、大豆、乳製品などに、
ビタミンB6はカツオ、マグロ、イワシなどに、
ビタミンCはブロッコリー、パプリカ、レモンなどに多く含まれているので、
特に留意してとるといいだろう。


さまざまな研究から、
頭皮マッサージも薄毛対策効果が期待できるのだと小林さんは話す。
「細胞の再生において刺激を加えると、
細胞分裂が促進されるなど効果があることは分かっています」(小林さん)


小林一広さん
メンズヘルスクリニック東京院長。
精神科医として心身両面からの頭髪治療に力を注ぐ。