アリセプト  レビー小体型認知症の効能・効果

アリセプト」 日本でレビー小体型認知症に関する効能・効果の承認を取得
http://www.eisai.co.jp/news/news201452.html



エーザイは「アリセプト」について、
日本において新たにレビー小体型認知症に関する効能・効果の承認を取得しました。
これにより、「アリセプト」はレビー小体型認知症の効能・効果を有する
世界で初めての薬剤となります。


レビー小体型認知症は、横浜市立大学の小阪憲司名誉教授が発見した疾患です。
日本では、アルツハイマー認知症、血管性認知症と並んで3大認知症に位置づけられ、
有病率については、認知症高齢者の4.3%(疫学)〜41.4%(剖検)にわたり複数の報告があり、
高齢化の進展に伴って患者数は増加する傾向にあります。
レビー小体型認知症では、進行性の認知機能障害に加えて、認知機能の変動や幻視、
パーキンソニズム(体のこわばりなど)など特有の症状を示すため、
認知症と気づかれにくいといった課題が指摘されています。

レビー小体型認知症について

レビー小体型認知症は、日本で発見された疾患であり、
病理学的には大脳と脳幹の神経細胞脱落と
レビー小体の多数の出現を特徴とする変性性認知症です。
神経化学的には、アルツハイマー認知症(AD)と同様に
脳内コリン作動性神経障害を特徴としており、
中心的特徴(必須症状)である進行性の認知機能障害に加えて、
精神症状・行動障害、運動障害、自律神経障害が発現します。
中でも、変動する認知機能、幻視、特発性パーキンソニズムが中核的特徴です。




※勉強したい方はこちらへ↓


レビー小体型認知症に注意、初期はうつ病と鑑別困難
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/report/201108/521112.html


医療相談室 「レビー小体型認知症」の症状改善は難しいのか
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=31449


レビー小体型 『幻視』伴う認知症
http://d.hatena.ne.jp/sna59717/20091219#p2


きょうの健康
http://d.hatena.ne.jp/sna59717/20101003#p2