腰痛

腰痛 年代別対策
http://www.nhk.or.jp/kenko/kenkotoday/archives/2014/04/0408.html
http://www.nhk.or.jp/kenko/kenkotoday/archives/2014/04/0409.html
http://www.nhk.or.jp/kenko/kenkotoday/archives/2014/04/0410.html



椎間板ヘルニアの腰痛では、
前かがみを続けると痛みが強くなるのが特徴で、
いすに長く座っていると腰の痛みが強まります。
腰から脚にかけて痛みやしびれが出たり、
まひして力が入りにくいなどの神経症状が現れやすいのも特徴です。


70〜80%の患者さんは保存療法で治療できますが、
保存療法を3か月以上行っても症状が改善しない場合や、
しびれやまひなどの神経障害が進行している場合は手術を検討します。


日常生活では
「長時間立っているときは片脚を10cm程度の台に乗せ、時々左右を交換する」
「寝るときはひざの下に座布団を入れたり、横向きで軽くひざを曲げる」
などの工夫をすると、腰の筋肉の緊張が和らいで痛みも軽くなります。

中高年に多い脊柱管狭さく症




40歳代後半から多くなり、50〜60歳代に急増するのが脊柱管狭さく症です。
背骨(脊柱)の背中側には、脊柱管という縦に細長く伸びる空間があり、
脳からつながる神経の束(馬尾)と、じん帯が通っています。
脊柱管狭さく症は、
この脊柱管の周囲の骨が変形したりじん帯が分厚くなったりして、
空間が狭くなり、神経が圧迫されて、
腰の痛みや脚のしびれなどの症状が現れる病気です。
最も大きな要因は、加齢によって腰椎が変形したり、
じん帯の柔軟性が失われて分厚くなることです。
また、椎間板ヘルニアが原因になることもあります。

間欠跛行




脊柱管狭さく症では、歩いたり、立ったりして、
背筋が伸びた状態や反り返った状態になると、
脊柱管の内側の神経がより強く圧迫されて痛みが強まります。
また、少し歩くと痛みのために歩けなくなり、
前かがみで少し休むとまた歩ける状態になる
間欠は行という症状が見られるのも大きな特徴です。

高齢者に多い圧迫骨折




保存療法で改善せず日常生活に支障がある場合は、
潰れた骨の部分に骨セメントを注入して安定させる手術療法
(経皮的椎体安定術)を行います。