国内申請ラッシュ―6剤目のSGLT2阻害薬
2型糖尿病治療薬・エンパグリフロジン申請
http://mtpro.medical-tribune.co.jp/mtpronews/1310/1310042.html
diabetes
SGLT2:Sodium-GLucose co-Transporter 2
日本ベーリンガーインゲルハイム,日本イーライリリーは,
2型糖尿病を適応症としたナトリウム/グルコース共輸送体(SGLT)2阻害薬
エンパグリフロジンを国内承認申請したことを発表した。
国内ではSGLT2阻害薬として同薬が6剤目であり,
今年も糖尿病領域では申請ラッシュが続いた。
有効性・安全性を確認
SGLT2阻害薬は,インスリン分泌能の低下やインスリン抵抗性とは独立して,
血中の過剰なグルコースを尿中に排出することで血糖値を下げる新しい糖尿病治療薬である。
インスリン作用を介さない新しい機序による血糖の改善に期待が持たれ,
世界各国で開発・承認申請が進められている。
エンパグリフロジンは,今年(2013年)米食品医薬品局(FDA),
欧州医薬品庁(EMA)に承認申請され,EMAでは審査を開始した。
日本国内でのSGLT2阻害薬の承認申請は,
今年(2013年)に入ってエンパグリフロジンで6剤目となった。
イプラグリフロジン (アステラス製薬/寿製薬),
ダパグリフロジン (アストラゼネカ/ブリストル・マイヤーズ)
ルセオグリフロジン (大正製薬),
トホグリフロジン (興和/サノフィ)
カナグリフロジン (田辺三菱製薬)
が,それぞれ承認申請を行っており,
今年はSGLT2阻害薬の申請ラッシュの年となった。