SGLT-2阻害剤 スーグラ先行、来年4月収載へ

SGLT-2阻害剤  スーグラ先行、来年4月収載へ 4成分が5月収載で追随か
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厚生労働省薬事・食品衛生審議会医薬品第一部会は29日、
アステラス製薬のSGLT-2阻害剤「スーグラ」
(一般名=イプラグリフロジン L-プロリン)の承認を了承した。


SGLT-2阻害剤は同剤を含め6成分が申請中だが、
スーグラは他の5成分に先駆けて来年1月に承認、同4月に薬価収載される見通し。


残る5成分のうち、エンパグリフロジンを除く4成分は同5月の収載が見込まれ、
激しい競合となる国内SGLT-2阻害剤市場はスーグラが単独で先行、
1カ月遅れで4成分が追随する展開となりそうだ。


SGLT-2阻害剤は、次世代の2型糖尿病治療薬として各社が大型化を期待。
7成分が競合するDPP-4阻害剤市場では、
ファースト・イン・クラスの「ジャヌビア」が圧倒しており、
SGLT-2阻害剤でもどの製品が先行するか大きな関心が集まっていた。


スーグラを除く5成分では
ダパグリフロジン(ブリストル・マイヤーズ/アストラゼネカ/小野薬品)
ルセオグリフロジン(大正製薬
トホグリフロジン(サノフィ/興和
カナグリフロジン(田辺三菱製薬
―が今年3〜5月に相次いで申請。


これら4成分は、順調に審査が進めば来年3月の承認、同5月の収載となる可能性が高い。
10月に申請を行ったエンパグリフロジン
(日本ベーリンガーインゲルハイム/日本イーライリリー)は、
他の5成分から半年程度遅れて発売されることになりそうだ。


短期間に多くの品目が発売されるSGLT-2阻害剤では、
各社が激しい競争を見込んで営業面で提携。


アステラスはMSDと、
大正製薬ノバルティス ファーマと、
田辺三菱第一三共と、
それぞれ共同販促や共同販売を行うことになっている。