喫煙者の雇用で年間費用は60万円増に

喫煙者の雇用で年間費用は60万円増に、米調査
http://www.afpbb.com/article/economy/2948036/10853643
 nikkei.com


【6月6日 AFP】
たばこを吸う従業員を雇用した場合、吸わない従業員と比べて、1人当たり
年間6000ドル(約60万円)近くの追加費用が発生するとした米国の研究結果が、
3日の英専門誌「タバコ・コントロール(Tobacco Control)」に掲載された。


喫煙者の場合、健康問題による欠勤や、たばこ休憩による生産力の低下、
医療費の増加などにより、多くの追加費用がかかるという。


オハイオ州立大学(Ohio State University)の公衆衛生学部と
モリッツ法学部(Moritz College of Law)に所属する
ミカ・バーマン(Micah Berman)氏率いる研究チームは論文で
「喫煙者の雇用による超過費用は、最良推定値で年間5816ドル(約58万円)になる」
と述べている。


チームの推定値によると、年間労働日数232日の職場で、
罰則なしのたばこ休憩を1日2回、15分ずつとった場合、
金額に換算して年間3077ドル(約30万7000円)の生産性が失われる。


また医療費の面で見ると、喫煙関連の健康問題は医療費全体の8%を占めており、
雇用主が従業員に健康保険を提供している場合、
喫煙者の保険費用は非喫煙者に比べて2055.77ドル(約20万5000円)高くなるという。