<株価急落>終値1143円安 アベノミクス調整局面か
http://mainichi.jp/select/news/20130524k0000m020118000c2.html
23日の東京金融市場は、長期金利の乱高下をきっかけに
株安・円高が強まる大荒れの展開となった。
東京株式市場の日経平均株価の終値は、
前日比1143円28銭安の1万4483円98銭と
前日からの下落幅としては「ITバブル」が崩壊した2000年4月以来、
13年1カ月ぶりの急落を記録。
朝方は円安傾向が続いたこともあって、
前日までの上昇基調を引き継ぐ形で日経平均は一時、
1万5900円台に乗せ、1万6000円をもうかがう勢いを見せたが、
長期金利に連動する住宅ローンへの影響が警戒され、不動産関連株などに売りが先行。
さらに午前中に発表された中国の景況感を示す5月の
「中国製造業購買担当者景気指数」が市場予想を下回る水準の
低調さだったことが嫌気され、全面的に売りが売りを呼ぶ展開となった。
円相場も午前10時ごろから円高・ドル安に転じ、午後にかけて円高が加速。
国債市場の不安定な動きや株安から、金やスイスフランなどとともに代表的な
「安全資産」である円が買われたためだ。
午前9時時点で1ドル=103円19銭だった円相場は、
午後5時時点で1ドル=101円94銭となり、一日で1円25銭も円高に動いた。
円高は輸出産業の業績への影響の懸念を呼び、さらに株安を進めた。
暴落