プロトピック

2012 #07
第267回沖縄皮膚科勉強会 マルホ

Hotel Nikko Naha Grand Castle

【特別講演】

アトピー性皮膚炎に関する最近の話題
佐伯秀久先生(東京慈恵会医科大学皮膚科学講座准教授)


ステロイド外用剤
ストロングクラスで1日1回と1日2回を比較した結果、有意差なし→1日1回でよい。
顔面、頸部は皮膚萎縮、毛細血管拡張の副作用が出やすいので
ミディアムクラス以下を使用する。


◆タクロリムス軟膏
炎症が強いところには刺激も強い。
ステロイド外用剤により皮疹の改善を図った後にタクロリムス軟膏に移行する。
Proactive療法:寛解導入後、再燃なければ漸減ないし間欠投与に移行する。
皮疹があった場所を覚えておく。
2歳未満は使えない。


◆保湿剤
保湿剤をベースに使い続け、再燃を予防する。


血清TARC(タルク)値はアトピー性皮膚炎の重症度マーカーとして有用。


Q&A
Q.保湿剤を先に塗布後、プロトピックを使っていいか?
A.患者には、そのように指導している。