高血圧

高血圧、異変は「最低値」の上昇から (日本経済新聞
 


高血圧の初期段階に、拡張期血圧の異常が表れるのは疫学調査結果からも明らかだ。
高血圧は血管が詰まる動脈硬化が原因だが、20〜30歳代の若い頃は血管が軟らかく
動脈硬化による圧力の上昇は吸収され、血液が勢いよく流れる収縮期は血圧が上がらない。
ところが血液の流れが緩やかな拡張期は、血管の柔軟性には関係なく
血圧が上がりやすいというのだ。


40歳代になって血管が硬くなると、これが逆転する。
血管の柔軟性が失われて、収縮期では血圧が上がる一方、拡張期は血圧が下がっていく。
高齢者は最高血圧最低血圧の差が大きくなるのは、これが理由だ。


「塩分は1日0.5グラムでも生きていける」(関西医科大 高橋伯夫教授)。
国立循環器病研究センターの河野雄平高血圧・腎臓科部長は
「激しい運動をした後でもない限り、体内の食塩が不足するということはない」と指摘する。


日本経済新聞夕刊2011年7月1日付]
http://www.nikkei.com/life/health/article/g=96958A96889DE1E3E1E4E5E7E1E2E1E2E2E4E0E2E3E3979EE382E2E3;p=9694E0E4E3E0E0E2E2EBE1E3E2E3