仙台の韓国人留学生

「今、仙台の避難所です」
http://news.livedoor.com/article/detail/5426868/
東日本大震災



2011年03月19日
韓国のインターネット上で
仙台市の避難所で過ごしているという韓国人留学生の書き込みが話題を集めている。


留学生は15日
コミュニティーサイトの掲示板に「今、日本の仙台市です」というタイトルで
多くの在日外国人が帰国の道を選んでいるにもかかわらず
自分は仙台にとどまることを決めた理由などについて書き込んだ。


「4年前に留学で仙台に来て今年卒業し、3月22日には出国する予定だったが
このようなことになってしまった。死んで生き返ったような感じだ。」と語る。


地震当日については、「完全にパニック状態になり、近くの避難所に退避した。
しばらくすると、小学校の体育館には数百人が集まり、足の踏み場もないほどだった」と述べる。


避難所に集まってきた人たちは、主にお年寄りや年配者だったそうで
留学生は発電機を回したり、毛布を分配したり、手洗い用の水をくんで運んだり
ストーブに燃料を入れて火をつける、といった作業を、現地の人たちと一緒に行ったという。


留学生は「自分が韓国人だと話すとみんな驚き、むしろ心配してくれた」とし
「正直、自分は良い奴でもないし『ボランティアをしてもここを離れればお別れだろう』
と思っていたのだが、昨日、対策本部の方が私のために
閉鎖された仙台空港以外の方法で韓国に行くための交通手段などを教えてくれた。
この感動を上手く文章で伝えられないが、昨日は10年ぶりに涙があふれた」と語る。


この出来事から留学生は考えが変わったそうで
「沈没したとしても、ここで死んでもいいと決心した。
韓国のネットユーザーたちから見たらオーバーだと思うかもしれないが
4年の間に出会った知人や友人を残して自分だけ韓国には行けない。
自分ができることをすべてやってから、韓国に戻りたい。
みんなも心の中で力になってください」と書き込んだ。