RCEP

RCEP発効、世界人口の3割カバー 日本企業に商機
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB2453H0U2A120C2000000/
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RCEPが1月に発効し、世界人口の3割をカバーする自由貿易圏が誕生した。
RCEPでまず恩恵を受けそうな日本企業は、日本郵船をはじめとする海運各社だ。
いちよしアセットマネジメントの秋野取締役は
「RCEPで域内交易がさらに活発になれば、海運市況の好調が長期化する可能性がある」とみる。

国連貿易開発会議(UNCTAD)によると、
関税引き下げなどによって域内の輸出額は最終的に418億ドル(約4兆8000億円)増える。
この増加分の約半分が日本によるものだ。

日本政府内では
「部品、素材を中心に製造業の幅広い分野で輸出が拡大する」(萩生田経済産業相)、
「巨大市場への輸出促進に資する環境が整備された」(金子農林水産相)との期待が膨らむ。
政府はRCEPで日本の国内総生産GDP)が2.7%、雇用が57万人押し上げられると試算する。

日本はこれまで隣国の中国、韓国と
自由貿易協定(FTA)や経済連携協定EPA)を締結していなかった。
RCEPによって両国と初めて協定によって"つながる"ことができた。

恩恵を受けるのは日本だけではない。
賃金が安い発展途上国は、それだけ輸出攻勢をかけられる分野が多い。