レボドパQ&A

患者さんから
ドパコール※の飲み合わせについて聞かれたので
ネットで検索したら、優良なサイトが見つかりました。
※レボドパ・カルビドパ水和物 : 先発品はネオドパストン・メネシット



レボドパ製剤 よくある質問  第一三共
https://www.medicallibrary-dsc.info/di/faq/levodopa.php

レボドパ含有製剤と鉄剤の併用は?

鉄剤とは併用注意です。
鉄剤との併用によりキレートを形成し、レボドパの吸収が減少するとの報告があります。
やむをえず併用する場合は、投与間隔を空けてください。

レボドパ含有製剤は食事の影響を受けますか?

食事(高蛋白食)の影響によりレボドパの吸収は低下します。

レボドパ含有製剤で尿、汗が黒く着色する理由は?

レボトパ及びその代謝物は酸化されやすく、アルカリや光に不安定です。
尿や汗が黒変する現象はレボドパあるいはその代謝物が
諸条件下で変化を受けて黒いメラニン重合体を生成し、
それが排泄されるためと考えられます。

レボドパ含有製剤は胃内の酸性度の影響を受けますか?

レボドパやカルビドパは酸性で溶解しやすく
中性あるいは塩基性で溶解しにくいことから、
無酸症やH2ブロッカーもしくはPPIなどを使用中の場合、消化管からの吸収が低下し、
十分な効果が得られない可能性があるため注意が必要であるという報告があります。


そのため、胃酸分泌低下のあるパーキンソン病患者にレボドパを投与する際に、
レモン汁によって酸を補充することにより、
臨床症状と血中レボドパ濃度の改善が認められることが報告されています。


高齢パーキンソン病患者においてレボドパの吸収は、
空腹時胃酸分泌が良好な症例および酸分泌刺激に反応する症例では良好でしたが、
酸分泌刺激に反応しない症例では不良でした。