体重増加しても禁煙は有効

体重増加しても禁煙は有効、心疾患のリスク減少
http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2933711/10429099
 nikkei.com


喫煙をやめることにより心疾患の危険性は大幅に減少する
──仮に禁煙で体重が多少増えたとしても──との研究が
Journal of the American Medical Association、JAMA)に掲載された。


禁煙で体重が増加することがある。
今回発表された研究でも、禁煙が体重の増加をもたらしうることを認めている。
検診間の平均的な体重の増加が
「最近タバコをやめた人」では2.3kg〜4.5kgだったのに比べ
喫煙者や「一度も喫煙したことのない人」
「長期間禁煙している人」では500g〜1kgにとどまった。


過体重は心疾患の危険性を高めるとされているが
タバコを吸わなくなることでもたらされる心臓の健康は
体重増加では相殺されないという。
特に糖尿病のない人ではこの効果は顕著だった。


「糖尿病のない人で喫煙を中止した人は
心臓発作と脳卒中、心血管に関連する死亡リスクが50%減少した」
と、論文の主執筆者、Massachusetts General HospitalのJames Meigs氏は述べ
また「体重増加による、リスクの減少には変化がなかった」と付け加えた。


研究は、過去40年間にわたって4〜6年ごとに
総合検診を受けた患者数千人のデーターに基づいて実施された。
(c)AFP=時事/AFPBB News