喫煙はRA発症リスクを高め、治療効果を減少

第14回欧州リウマチ学会
「喫煙はRA発症リスクを高め、治療効果を減少」、患者への啓発キャンペーンで効果
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/gakkai/eular2013/201306/531102.html
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喫煙が肺癌や心疾患などのリスク因子であることは広く知られているが、
喫煙が関節リウマチ発症に与える悪影響について、患者にはあまり認知されていない。


英国NHS Fite、Fite rheumatic disease unitのHelen Harris氏らは、
320人のRA患者を対象に、2011年9月に実施された
スコットランドのRAと喫煙の啓発キャンペーンの成果を紹介。
RA患者を禁煙させるためには、
RAと喫煙の関連についての啓発と助言が重要であることなどを訴えた。


 近年の研究報告などに基づき、キャンペーンの啓発メッセージは以下の5つとした。
(1)喫煙はRAの発症リスクを50%高める。
(2)重度の喫煙はRAの発症リスクを100%高める。
(3)喫煙はRAの治療効果を減少させる。
(4)RAは非喫煙者よりも喫煙者において、より重症になる。
(5)禁煙はRAに対してあなたが成し得る最善のことの1つである。