ボノテオ

2012 #40
骨粗鬆症治療講演会

Hotel Nikko Naha Grand Castle

【特別講演】

骨粗鬆症新薬ラッシュの中での治療戦略 −新ガイドラインの概要と解釈−
川口浩先生 東京大学大学院医学研究科整形外科学准教授


脆弱性骨折:大腿骨近位、椎体の2つのみ


ビスホスホネート
破骨細胞の抑制
代謝回転を遅くする


アレンドロン、リセドロンの骨密度上昇度
大腿:3%
腰椎:6%


顎骨壊死
経口剤では0.01%〜0.1% = 1000分の1〜1万分の1
投与期間3年以上の骨折リスクが低い患者
主治医と歯科医が相談して3カ月以上の休薬を決める。
アメリカでは中止する必要なし。


フォルテオ(毎日注射)と
テリボン(週1回注射)はまったく別の薬。


フォルテオの骨密度上昇度
大腿:3%
腰椎:10%
骨折予防効果は世界最強
強力に代謝回転を上げる
骨形成↑↑ 骨吸収↑
ビスホスホネート併用で効きが悪くなる


テリボンの骨密度上昇度
大腿:3%
腰椎:6−7%
代謝マーカーを下げぎみ
骨形成→? 骨吸収→?
副作用多い傾向
2名死亡


骨量減少:SERM or ビタミンD → ビスホスホネート
骨粗鬆症:ビスホスホネート → テリパラチド + SERM or ビタミンD 
重症骨粗鬆症:テリパラチド → ビスホスホネート