アマージ

2012 #28
沖縄頭痛講演会2012 GSK

沖縄県医師会館

【特別講演】

女性と片頭痛〜患者満足度の高い医療を目指して〜
◎五十嵐久佳先生 (神奈川歯科大学附属横浜研修センター 横浜クリニック 内科学講座 教授)


頭痛ダイアリーは必須
1.頭痛が起こった日時
2.頭痛の頻度
3.持続時間、経過
4.強さ、性状、部位
5.随伴症状(吐き気、めまい など)
6.誘発因子(天気、生理前後、週末、寝すぎたとき など)
7.治療効果(予防薬など)


薬の飲ませ方
1.予兆時にドンペリドン 胃の運動を活発にさせ薬の効きをよくさせるため
2.トリプタン
3.NSAIDS トリプタンを服用しても痛みが軽減しない場合
タイミングを逃したら3剤同時服用も可
月経痛を伴う場合などはトリプタンとNSAIDSの同時服用が有用。

 
片頭痛の予防薬

http://mtpro.medical-tribune.co.jp/mtpronews/1204/1204083.html


予防薬の効果をみるために2か月を要する。
バルプロ酸
トピラマート
アミトリプチリン(トリプタノール
プロプラノロール(インデラル)
メトプロロール(ロプレソール)
ロメリジン(ミグシス)日本のみ


バルプロ酸には予防薬として適応があるが
トリプタノールなど適応外処方の予防薬について
薬剤師が知らないので調剤薬局でトラブルが生じることがある。


授乳婦
授乳してからトリプタンを服用する
搾乳して冷蔵庫に保存(事前に哺乳瓶になじませておく)
成育医療センターのサイトでは
イブプロフェン、ナプロキセン、トリプタンのいずれも授乳婦は問題なしとしている











調剤と情報 2013.5