2012 #22
第三回沖縄動脈硬化予防研究会
The Naha Terrace
【特別講演】
脂質異常症診療の最近の進歩
下川宏明先生 (東北大学大学院医学系研究科循環器内科学分野教授)
スタチン長期投与により、腸管からのコレステロール吸収は亢進する。
肝臓で作られるコレステロールはピュアなものだが
食物由来のコレステロールは劣化(酸化)したものも含まれる。
スタチンを倍量にしてもコレステロール低下率は6%程度しか上がらない。
ゼチーアの追加投与が効果的。
ゼチーアはレムナント低下作用が強い。
フィブラート、EPAに匹敵し、また併用もしやすい。
ゼチーアはRho-Kinase阻害作用もあり、内皮機能改善が期待できる。