パリトキシン

アオブダイ:調理して食べた男性が死亡 食中毒か 長崎で
http://mainichi.jp/select/news/20120408k0000m040056000c.html



ブダイ科の魚「アオブダイ」を調理して食べた
長崎県新上五島町の男性(78)が食中毒の疑いで死亡
長崎県アオブダイ猛毒パリトキシンによる食中毒とみて原因を調べている。

パリトキシン様毒 palytoxin

http://www.mhlw.go.jp/topics/syokuchu/poison/animal_03.html

  • 有毒種

アオブダイハコフグ
その他、ブダイ、ウミスズメ、ハタ科マハタ属の魚類も中毒原因魚の疑いがある。

  • 有毒部位

筋肉、肝臓、消化管、その他の内臓

  • 中毒発生状況

1953年〜2009年に少なくとも36件発生し、患者総数は116名、うち6名が死亡している。

  • 中毒症状

潜伏時間は概ね12〜24時間と長い。
主症状は横紋筋融解症(激しい筋肉痛)やミオグロビン尿症で
呼吸困難、歩行困難、胸部の圧迫、麻痺、痙攣などを呈することもある。
初期症状の発症から数日でCPK値の急激な上昇がみられ
重篤な場合には十数時間から数日で死に至る。
回復には数日から数週間を要する。