大阪人はなぜ「昆布ダシ」が好きなのか

大阪人はなぜ「昆布ダシ」が好きなのか
http://www.nikkei.com/life/gourmet/article/g=96958A9C93819B9AE0E3E2E2E68DE0EBE2EBE0E2E3E39393E082E2E2;p=9694E3E6E2E4E0E2E3E2E4EAE6E4



昆布の名産地は北海道であって、大阪近海で採れるわけではない。
なぜ大阪の味の基本に昆布が君臨するようになったのか。


日本昆布協会が発刊した業界のバイブルというべき書籍「昆布」をひもとく。
その第1編に「大阪築城と昆布」という項があり、驚くべき説が記されていた。


豊臣秀吉大坂城を築城する際、石垣を築くのに各地から巨石が運ばれた。
運搬には「修羅」と呼ばれる木製のソリが使われたが
滑りを良くするためにぬらした昆布を敷き、ぬめりを利用して巨石を運んだという説だ。


「役目を終えて町に残された大量の乾いた昆布を、もったいないと大坂の商人たちが
しょうゆで煮たところおいしいダシが出た。それを機に昆布文化が定着したとの話です」
日本経済新聞大阪 2011年10月5日付]