2011 #51
第8回セロトニン関連障害研究会 MeijiSeikaファルマ
(医師1000円、薬剤師無料)
Okinawa Harborview Crowne Plaza
特別講演
難治性うつ病はなぜ難治なのか?その解決法について
井上猛先生(北海道大学病院精神科神経科講師)
CANMAT (Canadian Network for Mood and Anxiety Treatments)
成人うつ病に対する薬物療法ガイドライン2009
第1選択
デュロキセチン(サインバルタ)
エスシタロプラム(レクサプロ)
フルボキサミン(ルボックス、デプロメール)
ミアンセリン(テトラミド)
ミルナシプラン(トレドミン)
ミルタザピン(リフレックス)
パロキセチン(パキシル)
セルトラリン(ジェイゾロフト)
第2選択
アミトリプチリン(トリプタノール)
クロミプラン(アナフラニール)などの三環系抗うつ剤
クエチアピン(セロクエル)
セレギリン(エフピー)経皮剤
トラゾドン(デジレル)
寛解に寄与した治療法は?
ドパミン・アゴニスト
リチウム
T4(甲状腺ホルモン)
難治性うつ病の要因は誤った診断・治療であることが多い。
抗うつ薬に難治性うつ病の少なくとも4分の1は潜在性の双極性障害である!!
もし双極性障害・双極スペクトラムならば?
基本的にCANMAT2009に準じた治療を行う!
抗うつ薬の減量 or 中止(特に三環系抗うつ薬は中止へ)
気分安定薬、非定型抗精神病薬への変更あるいはスルピリド併用
ECT、ドパミン・アゴニスト併用