トレリーフ

2011#46
レリーフ講演会 IN 沖縄

沖縄県医師会館

【特別講演】

パーキンソン病の治療 −最近の話題−
国立精神・神経医療研究センター 神経内科診療部部長 村田美穂先生


パーキンソン病未治療患者のアルゴリズム
特別の事情がない場合は、ドパミンアゴニストで治療を開始する。
ドパミンアゴニスト投与で症状の改善が不十分な場合はドパミンを併用する。


70歳以上の高齢者や認知障害がある場合
症状の改善がなければ仕事を失ってしまうなどの場合は、ドパミンで治療開始。


早期にドパミンアゴニストを使用することで
ドパミンの積算量を減量したり、ジスキネジアの発現頻度を減らせるが
機能維持のためには治療開始後数年後には必ずドパミンを加える必要がある。


※Motor Complication(運動合併症)

Wearing-off L-dopaの血中濃度に依存する変動
On-off L-dopa血中濃度と無関係な変動
Delayed-on L-dopaの効果が発現するまで時間を要する
No-on L-dopaを服薬しても、効果が得られない
ジスキネジア 顔面、口、頸部、体幹、四肢が不規則に動く不随意運動

http://www.comtan.jp/faq/q04.html
http://www.comtan.jp/faq/q73.html