レボドパ × レモン水

パーキンソン病講座で、効果的な服薬法など紹介
http://www.okinawatimes.co.jp/article/20101121_12207/

市民公開講座パーキンソン病との上手な付き合い方」
県立中部病院神経内科の金城正高医師は
薬の吸収がよくなるレモン水などとの内服をアドバイスした。

 PHOTO : NHK



この記事を読んで、レボドパとレモン水の服薬指導について調べてみました。



レボドパ製剤とH2ブロッカーの併用には要注意

http://www.novartis.co.jp/medical/ricetta/taidan/06-03/index.html

レボドパ製剤は酸性下でなければ溶けないことから
H2ブロッカーとの併用にも注意が必要です。
パーキンソン病患者には胃潰瘍が有意に多いとのデータもあります。
また同じ理由で、胃切除患者さんでも十分な効果が得られませんので
レモン果汁など酸と一緒に服用したり、粉末化して服用するなどの工夫が必要になります。
東京女子医科大学附属 脳神経センター所長 岩田誠 先生


愛知県薬剤師会

http://www.apha.jp/top/yakuen/dopa.htm

パーキンソン病治療剤(NE補充剤のドプスを除く)は、水に難溶性で、酸に溶けやすい。
パーキンソン病患者は高齢者が多いので
胃酸の分泌が減少するため、パーキンソン病治療剤は吸収され難い。
このため一緒にグレープフルーツジュースを飲むと酸が補われ、吸収がよくなる。
なお、レモンジュースは酸が強すぎることがある。
食事の酢の物などで酸を補うことも望ましい。