スイスフラン高

スイス中銀、量的緩和目標20兆円に拡充 市場には失望感
http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C9381959FE3E5E2E79C8DE3E5E2EAE0E2E3E39494E3E2E2E2;at=DGXZZO0195570008122009000000




スイス国立銀行中央銀行)は17日、スイスフラン高に歯止めをかけるため
量的緩和の目標としている民間銀行からの当座預金額を 1200億スイスフランから
2000億スイスフラン(約20兆円)に引き上げると発表した。

量的緩和の拡充は8月だけで3度目。
ただ、市場では事前に「対ユーロのスイスフラン相場に目標を設定する」
との観測が出ていたため、失望感が浮上。
逆にスイスフランの上昇に拍車がかかっている。


欧米の財政問題が深刻化するにつれ
「安全資産」とされるスイスフランには買いが殺到し
対ユーロや対ドルで一時過去最高値に上昇した。
スイス国立銀は昨年、スイスフラン売りの為替介入で
260億スイスフランの損失を出したため、介入には消極的。
政策金利の誘導目標は限りなくゼロ%に近づける措置を導入済みで
止まらぬスイスフラン高に「打つ手なし」の状態に陥っている。