FRB議長発言で早朝に円高

FRB議長発言で早朝に円高、株は売り先行後に下げ渋り=東京市場
http://jp.reuters.com/article/bizforex/idJPTYE96A01U20130711



11日午前の東京市場では、ドル/円が早朝に98.20円まで下落した。
FRBバーナンキ議長の発言で量的緩和政策の早期縮小観測が後退し、
ドル全面安になった。


バーナンキFRB議長は、講演後の質疑応答で
「インフレと雇用に関するわれわれの目標達成を困難にするほど
金融の状況がひっ迫した場合、われわれがそれに対処する必要が出てくる」と述べた。


そのうえで「現在、注意を払うべきリスクがいくつか存在する。
だが、運が良ければ、より高い成長や労働市場の継続的改善を生むような
プラス要因もあると考えている」と述べた。


また
「全体的なメッセージは緩和で、予見できる将来においてかなりの緩和策が必要だ」
と語った。





寄り付き直後の株式市場では、
円高を材料にトヨタ自動車キヤノンソニーなど主力輸出株が売られた。
その後は下げ渋り、プラス圏に転じている。
不動産、海運が高く、証券もしっかり。銀行、電機はさえない。


市場では「先物主導で上下に振れているが、
基本的には米景気回復を買う相場であり、
現物市場では国内勢の売り圧力が低下している中、
海外勢の買いが上回る状況が続いている。