生と死のはざま

4歳女児 津波に流されながらも助かる
http://mainichi.jp/select/weathernews/20110311/news/20110403k0000m040076000c.html



宮城県南三陸町
津波に流されながら自宅裏の杉林にひっかかり
奇跡的に助かった4歳の女児がいた。
一緒に流された祖母らは同じ杉林で亡くなっていた。


津波の襲来から1時間以上がたっていた。
悠華ちゃんは全身ずぶぬれで
体は冷たく、足は動かなかった。
「ママだよ。もう大丈夫だよ」と呼びかけると
悠華ちゃんは「うん」と力なくまぶたを閉じた。


地震の翌日、同じ杉林で、ちよさんと、ももよさんが遺体で見つかった。
みつえさんには、2人が悠華ちゃんを守ってくれたようにも思える。
「子どもを立派に育てなければ」
みつえさんは、不安そうに足にまとわりついてきた悠華ちゃんを強く抱きしめた。


東日本大震災