潰瘍性大腸炎・クローン病

きょうの健康
http://www.nhk.or.jp/kenko/kenkotoday/archive/2010/1117/index.html

潰瘍性大腸炎




大腸の内壁の比較的浅い部分に炎症が起こり、潰瘍ができる病気です。
病変は直腸あたりから起こり、連続的に広がっていくのが多くの特徴で
場合によっては大腸全体に炎症が広がることもあります。
最初は便が緩くなり、その後は血便や
便に粘液や血液が混じった粘血便を繰り返すようになります。
それに伴い、下痢や腹痛なども現れ
悪化すると発熱・貧血・体重減少・関節炎などが起こることもあります。

クローン病




大腸や小腸などの消化器官のところどころに炎症が起こる病気です。
炎症が腸の内壁の深い部分に達する場合もあるため
狭さくや穿孔、癒着、ろう孔などが起こることがあります。
典型的な症状は「繰り返す下痢と腹痛」です。血便も見られます。
体重減少や発熱、関節炎などが起こることもあります。
また、肛門に病変が生じることが多いのもクローン病の特徴です。