授乳中のアセトアミノフェン

授乳中の服薬は控えた方がいい?
https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/di/column/monthly/201908/561893.html
授乳中のアセトアミノフェン、どう指導する?
https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/di/column/monthly/201908/561894.html
中島 研先生/八鍬 奈穂先生
国立成育医療研究センター 妊娠と薬情報センター)
f:id:sna59717:20190901110904p:plain
RID(Relative Infant DoseD)の高い薬剤の例

アセトアミノフェンは安全性高く使用に問題なし

児が母乳を介して摂取するアセトアミノフェンの量は、
主な研究では
母親の体重1kgの薬剤摂取量を分母にした場合のRIDが
2~4%程度と報告されており、母乳中への薬剤の移行性は低い。
また、アセトアミノフェンを服用した母親の
母乳を摂取した児についても悪影響の報告はない。

そもそも、アセトアミノフェンは小児の解熱薬としても
第一選択として使用される薬剤であり、安全性は高い。
こうしたことから、
母親がアセトアミノフェンを使用したとしても、
問題はないと考えられる。