第五回 沖縄:代謝病と血管病診療フォーラム
〜総合医の視点からアプローチする新しい医療の開拓〜
2014 #12
The Naha Terrace
≪特別講演1≫
『血中中性脂肪・レムナント管理の重要性』
奥羽大学 薬学部長/附属病院内科教授 衛藤雅昭 先生
レムナントはコレステロールリッチ
レムナントリポ蛋白は
コレステロール:中性脂肪 = 1:1
4つのコレステロール
VLDLコレステロール
IDLコレステロール
LDLコレステロール
HDLコレステロール
http://healthy-ojas.com/cholesterol/lipoprotein.html
食後高脂血症の本体は中性脂肪レムナントである。
血糖と違って4時間後くらいがピークとなる
カイロミクロンは急性膵炎をおこす
糖尿病患者の血中レムナントは増加している
高中性脂肪レムナントはメサンギウム細胞に作用し糸球体硬化を促進する
腎症を防ぐために
フィブラート、ゼチーア、インクレチン、EPA、DHAを用いる
ただしクレアチニン1.0を超えたらフィブラートは使わない。
ゼチーアは腎不全患者にも使える。
メタボ合併糖尿病患者の冠動脈硬化リスクは高中性脂肪血症のみにある。
ゼチーアはレムナントコレステロールを低下させるのに有用な薬
≪特別講演2≫
『血管病予防におけるこれからのアプローチ』
東京女子医科大学 常務理事・名誉教授 岩本安彦