間食をヨーグルトに置き換える

ヨーグルトを食べると糖尿病リスクを下げられる
http://www.dm-net.co.jp/calendar/2014/021390.php



ヨーグルトや低脂肪の乳製品を週に4~5回食べると、
2型糖尿病を発症するリスクが24%低下するという研究が発表された。


この研究は、
ケンブリッジ大学のニタ フォロウヒ氏らの研究チームが発表したもので、
英国の大規模コホート研究「EPIC-Norfolk」研究の一環として実施された。
研究は、欧州糖尿病学会が発行する医学誌「Diabetologia」に発表された。


◆ヨーグルトを食べると糖尿病リスクが下がる
砂糖なし・低脂肪の乳製品がお勧め


研究チームは、英ノーフォーク州在住の男女3,500人を、
11年間追跡して調査し、食事と糖尿病の発症との関連を調べた。


調査期間中に753人が2型糖尿病を発症したが、
ヨーグルトや低脂肪のフレッシュチーズや
カッテージチーズなどの乳製品を食べていた人たちは、
全く食べていない人たちと比べて糖尿病を発症した割合が24%低かった。


低脂肪の乳製品を種類別に調べたところ、
ヨーグルトのみを食べていた人では、糖尿病リスクは28%低下したことが判明した。
カップ入りヨーグルト(120g)を平均で週4.5個食べていた。


ヨーグルトには、腸内で非常に有効な働きをする善玉菌(プロバイオティクス)や、
ビタミンKが含まれており、糖尿病のリスクを下げる作用があると考えられている。


ビタミンKは、緑黄色野菜や海藻類、緑茶などに多く含まれているほか、
腸内細菌によっても合成され、発酵食品であるヨーグルトや
チーズ、納豆に多く含まれている。
また、ヨーグルトには、カルシウムやマグネシウムビタミンDなど、
有用な栄養素も含まれている。


一方、糖尿病のリスク低下との関連がみられたのは、
乳製品の中でも低脂肪製品に限られており、
牛乳や高脂肪のチーズなどでは糖尿病リスク低下の効果はみられなかった。


なお、間食としてポテトチップの代わりにヨーグルトを食べていた人では、
糖尿病リスクは47%低下していた。
「間食をヨーグルトに置き換えるだけで、糖尿病の発症リスクを
半分に下げることができます」と、フォロウヒ氏はアドバイスしている。


Eating more yoghurt can reduce the risk of new-onset type 2 diabetes, researchers at Cambridge have found.
http://www.cam.ac.uk/research/news/yoghurt-cuts-risk-of-type-2-diabetes#sthash.K45mDDUy.dpuf