コーヒーは体にいいの?

コーヒーは体にいいの? 一部がん・糖尿病発症抑える
様々な効果、徐々に解明
http://www.nikkei.com/article/DGXDZO57059880W3A700C1MZ4001/



肝臓がんや大腸がん、頭頸部がんなどでは、
毎日コーヒーを飲む人の方がコーヒーを全く飲まない人に比べ、
がんになりにくい傾向がはっきりしてきた。


国立がん研究センターによる肝臓がんの調査では、
毎日1〜2杯飲む人の発症リスクは全く飲まない人の2分の1に、
毎日5杯以上飲む人は4分の1に低下した。
また愛知県がんセンターの頭頸部がんの調査でも、
1日3杯以上飲む人の発症リスクは1杯未満の人に比べ約40%下がった。


カフェインは細胞を保護する役割が最近注目されており、
クロロゲン酸とともに正常な細胞のがん化を抑える働きがあると考えられている。


クロロゲン酸は血糖値の上昇を抑える効果でも注目を集める。
オランダで平均7年間、約1万7千人の男女を追跡したハーバード大学の調査がきっかけだ。
2002年に「1日7杯以上飲む人の糖尿病の発症リスクは、2杯以下の人に比べて半分」
という結果を発表。
クロロゲン酸の機能が一躍脚光を浴びた。
対象にしたコーヒーは薄めなので7杯は日本では4杯に相当するという。


クロロゲン酸が作用する詳しい仕組みは世界で解明中だ。
UCC上島珈琲も、糖質を分解する酵素の働きを抑制して
血液に含まれるブドウ糖の濃度上昇を抑えているのではないかとみて研究を続ける。